3歳児を連れて初ディズニーランドへ行く際の注意点など

両親が金を出してくれるというので、3歳(もうすぐ4歳)になる娘を連れてディズニーランドへ行ってきました。
全体としてはいい思い出づくりができたと思いますが、やっぱり子供って理屈では測れない動きをしますから、いざ行ってみると「こんなはずでは……」という事態も多々ありました。

これからお子さんと初ディズニーへ行くという方へのアドバイスとして、そのあたりをちょっとまとめてみようと思います。お得情報とかではなく、あくまで実体験で気がついたことですが、参考になれば幸いです。

目次

暗くなるアトラクションを異様に怖がる子もいる

これは対策のしようもないのですが、うちの子は結構ビビりでして、暗くなるアトラクションはとにかく怖がってしまって、あまりエンジョイしてくれませんでした。

親が「これは子供向けだから楽しんでもらえるだろ〜」なんて勝手に考えていたアトラクションでも、子供は意外と怖がったり、拒否反応を示したりする、ということを念頭に置いておいた方がいいと思います。

あくまでうちの場合ですが、トイストーリーの「アストロブラスター」とか、スティッチの出てくる「魅惑のチキルーム」やクマが歌ってるだけの「カントリーベアージャンボリー」とか、最後に恐竜が出てくる「ウェスタンリバー鉄道」、「プーさんのハニーハント」、それから「トゥーンタウン」の室内全域も怖がって泣いてしまっていました。

やはり3歳くらいの子供にとっては意味合いにかかわらず薄暗い空間は怖いもののようです。アトラクションでは暗さと同時に不気味なBGMが流れたりしますので、よけいに怖いのでしょう。

うちの場合、逆にアリスのティーカップやローラーコースターなど、結構動きの激しいアトラクションは怖がらずに乗ってくれたりしました。

その辺は個人差はあるとは思いますが、「初ディズニーを最高のプランで楽しませたい!」と張り切ってルート設計していても、思い通りにいかないことが多いと思われます。予定していたアトラクションが子供のお気に召さなかった場合に備えて次善策の「プランB」を用意しておくと、「がんばったのに楽しんでもらえなかった……」とがっかりすることは避けられそうです。

子供は長距離歩けない

大人が遊園地に行くとまずはこのアトラクション、次はこれ、と張り切って移動してしまうものですが、子供はそこまで体力がなく、疲れて機嫌が悪くなったり、アトラクションに興味を持てなくなってしまったりします。

とりわけディズニーともなると滞在時間が長くなりがちですので、後半は「もう歩きたくない~」と泣かれてしまうことは覚悟しておいたほうがいいでしょう。

対策としては、

・無理のないプランを組む
・ベビーカーを借りる

ということが考えられます。

無理のないプランを組む

小さな子供がいる時は、大人が満足行くレベルで精力的にアトラクションを回ることは難しいとあらかじめ認識しておくべきです。

上に書いたように子供にも得意・不得意がありますから、序盤でどんなアトラクションなら楽しめるかを見極め(暗いとダメ、動く乗り物はダメ、など)、数を絞って、あまり歩きまわらずに近い順に攻略していくのが無難です。

ベビーカー・車イスを借りる

そうは言っても行列に並ぶだけでも疲れるのが子供です。

身長100cm、体重15㎏までだったら、ベビーカーをレンタルできますから、これを最初から借りてしまい、子供が元気なうちは荷物置きにでもして、ぐずったら乗せる、というのがいいでしょう。1000円の料金はまあ、許容範囲でしょう。

大人の数より子供が多い場合は押す手が足りなくなりますので、荷物にはなりますが自前で用意するのが吉ですね。

ちなみに、もっと大きな子供はパークのベビーカーは使えませんが、子供用の車椅子を借りるという手があります。本来は怪我人や障害のある人向けのサービスですが、健常者でも問題なく借りることができます。

「健康なのに車イスなんて後ろめたい……」と感じる方もいると思いますが、疲れて眠くなり泣きわめく子供をだっこ・おんぶして歩き回ることを考えると、案として検討の価値はあるはずです。

「このあとは○○にいくよ~」「夜の花火、楽しみだね~」など、先のことを伝えるのはやめたほうがいい

大人は常に先の予定を念頭に置いて動くわけですが、その感覚で子供に先のことを伝えてしまうと、予定が狂ったり不意の変更があったりした時に機嫌を損ねることになりかねません。大人なら「仕方ない」で済ませられても、子供はそうは行きませんから…。

我が家の場合もそんなことが何度かありまして、特に花火が中止になってしまったのがかなり痛手でした。(ディズニーランドの花火、風やら霧やらで結構中止になるんですよねえ。)

大人も「すごいよ、キレイだよ~」と煽っていたため、楽しみにしていた娘はもちろん大泣き。最後の最後で涙の思い出となってしまいました……。

バレてるものは仕方ないですが、不確定要素で煽るのは控えておいたほうがよかったなあ、と反省した次第です。

最初から最後までずっとニコニコ楽しませるのは不可能と心得よ

3歳児は無料で楽しめるとはいえ、一家でディズニーは結構な出費。
せっかくなら最高に楽しんでほしい!
と考えるのは当然のことです。

しかし、子供なんて少しのことでぐずったり、泣いたり、駄々をこねたり……全然大人の思惑通りにはいきません。それが当たり前です。
僕自身、アトラクションの暗がり(別に怖い演出はしてない)で「怖い~怖い~」とヒィヒィ泣き声を出す娘に、「奮発した結果がこれかぁ~」なんて腐ってしまう瞬間もありましたが……。

そこで「せっかく楽しませようとしてるのに……」といちいちイラついたり、落ち込んでいてはそれこそ勿体無いというものです。
子供が楽しめてなさそうな時は
「そっか、こういうのは苦手なんだな~やめとこ~」
「疲れたのかな~眠いのかな~」
くらいに大らかに構えて、逆に興味を示したものには全力で向き合わせて、「もう一回やりたい!」と言われれば何度でも繰り返す。

それくらいの気持ちでいたほうが、大人も子供もストレスなく、楽しい休日を過ごせるのではないかな、と思いました。

実際、数日経って「ディズニーランドどうだった?」と聞いてみると

「ぐるぐる回るやつ楽しかった♪」
「光るパレードすごかった~」
「次は泣かないで行きたい!」

と、たくさんポジティブな感想が聞けました。
特に最後の一言は、娘の成長を感じて涙ぐんでしまいました(親バカ)。

別にディズニーランドに限ったことではないんですが、子育てにおいて子供の目線に立って物事を考えてみるのは大事だなあと実感しています。

大人の希望や計画と比較するのではなくて、子供のありのままの姿を見てあげられると、親も子もすこし幸せになれるかもしれません。
というお話でした。

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